レビー小体型認知症に性差はあるのか?

レビー小体型認知症に性差はあるのかについて

レビー小体型認知症の性差

 

レビー小体型認知症の発症率に性差はあるのでしょうか?

 

レビー小体型認知症は、認知症の中でも三大認知症と呼ばれ、アルツハイマー型認知症の次に多いと言われています。

 

認知症全体の中では、約20%を占めると言われています。

 

まず、アルツハイマー型認知症の性差については、女性が多いとされています。

 

それに比べ、レビー小体型認知症の性差は、男性の方が多いという報告があり、男性のほうが女性の約2倍多いと言われています。

 

ここでは、レビー小体型認知症の性差について詳しくご説明します。

レビー小体型認知症の性差は、ハッキリしていない?

前述したような認知症の種類によって性差がある原因は、未だにはっきりとは解明されていません。

 

しかし、脳の構造自体に性差があるとされているため、それが認知症の性差にも繋がっている可能性があるとのことです。

 

また、女性の場合は閉経後にホルモンの影響で骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になりやすく、そのため転んだり怪我をしないように外出機会が減ってしまうことがあります。

 

レビー小体型認知症だけではなく、認知症自体、毎日の軽い運動が予防に役立つと言われています。

 

そのため、加齢による認知症の有病率の増加は、運動機会の減少も一因となっているのではないかと言われています。

 

レビー小体型認知症では、他の認知症に比べてパーキンソン症状などの運動障害が現れやすいです。

 

そのため、運動の機会も減少しやすく男女ともに進行が早くなってしまう恐れもあります。

性差に応じたレビー小体型認知症への対応と注意点

性差では、男性が女性よりも多いとされるレビー小体型認知症ですが、レビー小体型認知症の方が毎日を過ごしやすくなるような対応や注意点はどのようなものでしょうか?

 

近年は「認知症カフェ」「家族の会」などがあります。

 

認知症の方を介護する家族向けのコミュニティや、認知症の方本人が参加し、お茶をしながら様々なことを話し合う場も設けられています。

 

こういった場に参加することで、他の認知症の方の話を聞き、様々な気付きを得ることができたり、仲間ができることで孤立感を解消することができます。

 

ご家族も、介護の苦労やエピソードを分かち合うことで、ストレス発散の場になります。

 

ぜひこのような場所に参加しましょう。

 

性差で言うと、女性はカフェや家族の会に対して受け入れが良い方が多いのですが、男性は仕事をしてきた方が多く、自分の病気を周囲に隠そうとしがちなため、このような場に参加をしたがらない方もいらっしゃいます。

 

男性の場合は、レビー小体型認知症の「勉強会」「講演会」といった、どちらかと言うとかしこまった場への参加は良好な方が多いので、そのような場も活用してみましょう。

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